オホーツクWeb工房では網走市を中心にパソコントラブルを解決するサービスをしています。
その中で比較的多い相談が「迷惑メールがやたら届いて困る」というものです。
長期間、同じメールアドレスを使っていると、スパムメールやフィッシングメールといった迷惑メールが来ることがあります。
かくゆう私も迷惑メールが増えてきて、とあるサービスでハッキングされて、勝手に買い物された経験があります。

なんで、迷惑メールがたくさん届くとハッキングされやすくなるの?

その理由はね、あらゆるネットサービスのログインIDがメールアドレスの場合が多いからなんだよ。
あとはパスワードさえわかればログインできちゃうわけなんだよ。
そこで、このメールアドレスをIDとして、機械的に総当りでパスワードを探ってくるんだよ。
その時の経験談を元に、迷惑メールに汚染されたメールアドレスの危険性とその対処方法をお伝えいたします。
目次
迷惑メールからのハッキングをされた経験談と対処法
今から10年ほど前ですが、長年使っていたメールアドレス宛に迷惑メールがわんさか届くようになりました。
そこで、迷惑メールをゴミ箱に直で入るように振り分けしていましたが、違うメアドから同じようなメールが来てイタチごっこになっていました。
振り替えするのも面倒になって、放置していました。
そんなある日、とあるサービスから「ご購入ありがとうございます」的なメールが来て「は!?」ってなりました。
私は人生で絶対に経験したくない、不正アクセスで勝手に買い物されたという経験をしました。
その時のことを思い出して説明しますね。
迷惑メールの果てにハッキングで不正利用されました
ある日に、身に覚えのない購入メールが来て、ログインしてみると本当に購入されていました。
まあ、そのサービスというのは、いわゆる大人のオンデマンドサービスで、大量のエ◯動画が購入されて6万円ほど金額が使われてしまいました。
「これはヤバイことになった」と、すかさずそのサービスのサポートに電話をしてました。
オペレータを待っている時はとても不安になり手が震えていました。
ほどなくオペレーターが出て、いきさつを話してこう回答されました。
「不正に買い物をされたものについては請求はしないのでご安心ください」
「以後、不正アクセスされないようにIDのメールアドレスとパスワードの変更をお願いします」
と、丁寧に説明されて電話を切りました。
かのサービスの不正利用については不問になりましたが、すぐに「これマズイやん」って思ったのです。
私は一難去ってまた一難に陥っていることに気が付きます。
同じメールアドレスにパスワード使い回しのヤバイところ
私がかのサービスでハッキングされてマズイと思ったのが、あらゆるサービスで同じメールアドレスと同じパスワードを使い回していました。
これは、ハッキングしている人が1つのサービスのIDやパスワードがわかったならば、他のサービスにもログインできるか試すからです。
例えば、楽天とAmzonはログインIDがメールアドレスとなっていますが、仮に楽天のIDとパスワードがわかったならば、Amazonでもログインされてしまう危険性があるということです。
つまり、メールアドレスがバレた時点で、あらゆるサービスに不正ログインされる危険性が一気にハネ上がるということです。
私はいち早くこの事に気がついて、あらゆるネットサービスのIDのメールアドレスとパスワードを変える作業を始めました。
当時は既にネットビジネスをしていたので、ネットショップやASP、ネットサービスをかなり利用していたので、このIDとパスワードを変える作業は丸1日かかってしまいました。
ただ、これをやらないと第2第3の被害を被ることになるので、早急にしていきました。
迷惑メールに汚染されたメアドはどうするか?
私がハッキングの被害に遭った時のメールアドレスは普通のメールよりも迷惑メールの方が多かった有様でした。
こんな状況になったらどれが本当のメールか迷惑メールか選別する必要がありますし、その対策もダルいです。
また、迷惑メールによって大事なメールをスルーしちゃう危険性もあります。
もはや、迷惑メールに汚染されたメールアドレスはこのまま使うのは困難です。
このメールアドレスは捨てることが最良と考えます。
ただし、いきなり削除したり変更するのは危険です。
というのも、このメールアドレスでやり取りをしていた人と連絡がつかなくなったり、このメールアドレスを使ってログインしているサービスを使う上で支障が出てくるからです。
次に利用していたネットサービスの登録を新しいメールアドレスに変更します。
これらをもれなく完了させたら、このメールアドレスは削除するなり変更するなりしてOKです。
迷惑メールが届いてしまった原因と対策
迷惑メールが届いてしまう原因はいろいろありますが、怪しげなサービスにメールアドレスを登録したことが大きいです。
懸賞や稼ぐ系のメルマガやサービスに登録してしまうと、後にメールアドレスが横流しされて迷惑メールが届いてしまいます。
これは集めたメールアドレスを共有されるとか、売りに出されてあらゆるところに出回っていきます。
だからメール振り分けなんかをしても、次から次へとスパムメールやフィッシングメールが届いてしまうのです。
このようになってしまうと、冒頭の私のように迷惑メールからのハッキングのコンボに陥ってしまう危険性が高まります。
そこで、このような怪しげなサービスに登録せざるを得ない場合は、スパム専用メールアドレスを作成して、いわゆる”捨て垢”を用意することです。
以下のように用途に応じてメールアドレスを使い分けるのが最良と考えます。
- スパム対策用メールアドレス
- ネットサービス用のメールアドレス
- 大切な人とのメールアドレス
迷惑メールからのハッキングをされた経験談と対処法のまとめ
今回は私が実際にハッキングの被害にあった経験を思い出して記事を作りました。
この時に幸運だったことは、かのハッキング犯は素人だったのか、金銭的被害はなくセキュリティの重大さに思い知らされた点にあります。
この経験談の最悪を想定すると、かのサービスのメールアドレスとパスワードを変更されると、もはや私からは何もすることができなくなります。
また、次々とあらゆるサービスでログイン試行されて、不正アクセスされて同様に乗っ取られることも考えられます。
そう考えると最悪な事態が免れて良かったと思いました。
現在メインで使っているメールアドレスで迷惑メールがわんさか届くようになったら、次はハッキングを警戒する必要が出てきます。
そこで、私がやったように新しいメールアドレスに変更して、あらゆるネットサービスのメールアドレスやパスワードの変更を推奨します。
これを機会に、「大切な人用のメールアドレス」、「ネットサービス用のメールアドレス」、「スパム対策用メールアドレス」を使い分けると、とても快適なメール捌きができるようになります。
コメント